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オバマケアの基本情報とアメリカ・タックス・リターンの関連性

2013年以降のタックスリターンとオバマケア

オバマケアの基本情報とアメリカ・タックス・リターンの関連性

オバマケアに関しさまざまな情報が飛び交っています。
オバマケアは、Health Insurance Marketplace(マーケットプレイス)とも呼ばれています。
詳細につきましては最寄りの保険エージェントへ問い合わせください。
ここでは税務や2014年以降のタックス・リターンに関連するところを中心に基本情報をご紹介します。

米国国税庁IRSのサイトでは、HealthCare.govで詳細な情報を得ることと、Health Insurance Marketplaceを通して保険を購入することでクレジットがもらえる可能性があることを示唆しています。

オバマケアの申し込み方法

オバマケアの医療保険の申し込み方法は4つ
1.オンラインでの申し込み。Marketplaceのサイトhttps://www.healthcare.gov/marketplace/individual/
2.電話での申し込み。24時間での対応をしています。電話番号1-800-318-2596
3.書面での郵送申し込み。
4.最寄りの保険屋での申し込み。

〈オバマケアの申し込み期間〉
オバマケアへの申し込みは、いつでもできるわけではありません。
申し込み期間は2013年10月1日から2014年3月31日となります。
次の申し込み期間は、2014年11月に再開されます。
2014年3月31日を過ぎると次回の申し込み期間までMarketplaceでの保険を得ることはできなくなりますので注意が必要です。

個人で申し込むオバマケア

現在すでに保険を保有し継続する場合、新たな申込みは不要となります。ただし、Marketplaceを通して保険の購入をしていないためクレジットの対象外となります。

-オバマケア対象者-
・アメリカ市民。海外に居住するアメ
リカ市民については、通常、カレンダー年において海外に居住、または12か月間のうち最低330日海外に居住している場合、最低限の保険がカバーされていると見なされ保険への加入が不要となります。ただし、より詳細な規定がありますので注意が必要です。
・米国税法上におけるアメリカ居住者(移民法上とは異なりますので注意が必要です)。アメリカの短期滞在者でアメリカ税法上米国居住者と見なされない場合は、非該当となります。

-プレミアム・タックス・クレジット Premium Tax Credit-
条件が合致する場合、2015年に申告する2014年タックス・リターンからPremium Tax Creditと呼ばれるクレジットをもらえる可能性があります。
主な条件
1.Marketplaceから保険を購入する。
2.雇用主または政府が提供する保険にカバーされていない。
3.収入がアメリカ国税庁IRSが定めるある一定額以内であること。
4.結婚している場合、夫婦合算申告をする。
5.他人の扶養になっていないこと。

個人でオバマケアに申し込む際、家族構成や収入などの情報の入力が必要になります。
-2014年収入予想額-
個人向けMarketplaceで保険申請をする際、2014年の収入の見積もりが必要です。
この収入の見積もりには、含む収入と含まない収入があります。
含む収入の種類
1.賃金
2.給与
3.チップ
4.個人事業主ビジネスによる純利益
5.失業保険
6.社会保障年金(ただし、生活保護費(Supplemental Security Incomes(SSI))は対象外)
7.離婚扶養手当
含まない収入の種類
1.養育費
2.贈与
3.生活保護費
4.退役軍人の障害者給付金
5.労災補償
6.ローン

-修正調整後総所得・MODIFIED ADJUSTED GROSS INCOME(MAGI)の計算−
修正調整後総所得(略MAGI: Modified Adjusted Gross Income)は、Marketplace内外で常に同じ計算方法とは限りませんので注意が必要です。MAGIは、アメリカ税法に基づき調整後総所得(略AGI: Adjusted Gross Income)に各種収入・クレジット・控除などを足したり引いたりして算出されます。何を加え何を引くかは、各内容によって異なります。Marketplaceの保険申請に必要となるModified Adjusted Gross Income(MAGI)は、次のような計算になります。

 AGI(調整後総所得)
+非課税社会保障年金(Tax-exempt Social Security Benefits) 注)生活保護費は含みません。
+非課税利子収入
+非課税外国収入(Form2555で収入から控除された外国での収入)
------------------------------------------
=Marketplaceの保険のためのMAGI(修正調整後総所得)

-既往症がある場合-
2014年1月1日から適用されるオバマケアにおける保険は、既往症があっても適用となります。つまり、既往症のある方が保険を開始した場合、その保険は既往症もカバーしなければなりません。ただし1つだけ例外のプランがあります。それは、Grandfathered Individual Health Insurance Plansと呼ばれる保険プランです。このプランだけは、既往症をカバーしませんので注意が必要です。そのため、政府は、現在Grandfathered Individual Health Insurance Plansに入っている人は、この保険申請オープン期間中にMarketplanの保険への変更を勧めています。

-ペナルティ-
保険を購入しなかった場合、ペナルティが課されることになります。個人のタックスリターンで課される形になります。
2014年のペナルティは、次の2つの計算方法でいずれか高いほうを支払う形になります。
1.世帯収入の1%-最高ペナルティ額はブロンズプランと呼ばれる平均年保険料額(national average yearly premium)の1%
2.年間一人当たり95ドル(18歳未満の子供の場合、一人当たり47,50ドル)-最高ペナルティ額は1世帯あたり285ドル

ペナルティ額は、毎年上がります。2015年は、世帯収入の2%か一人当たり325ドル。2016年以降は、世帯収入の2.5%か一人当たり695ドル。インフレーション調整で変化していきます。
年の途中で保険に入った場合、保険に入っていなかった月に対してペナルティが課されます。保険に入っていなかった月が、3カ月未満である場合、ペナルティは課されません。

2014年3月31日までにMarketplaceを通して保険に登録すれば、保険が開始される以前の月に関してペナルティは発生しません。例えば、申し込み期間最終日である2014年3月31日に保険に登録し、実際保険開始が5月1日であったとしても2014年1月から4月の保険がカバーされていない期間に対しペナルティは発生はしません。

ペナルティを払わないためには最低限次のいずれかの保険に入っていることが必要です。

  • Employer-sponsored coverage (including COBRA coverage and retiree coverage)
  • Coverage purchased in the individual market, including a qualified health plan offered by the Health Insurance Marketplace (also known as an Affordable Insurance Exchange)
  • Medicare Part A coverage and Medicare Advantage plans
  • Most Medicaid coverage
  • Children's Health Insurance Program (CHIP) coverage
  • Certain types of veterans health coverage administered by the Veterans Administration
  • TRICARE
  • Coverage provided to Peace Corps volunteers
  • Coverage under the Nonappropriated Fund Health Benefit Program
  • Refugee Medical Assistance supported by the Administration for Children and Families
  • Self-funded health coverage offered to students by universities for plan or policy years that begin on or before Dec. 31, 2014 (for later plan or policy years, sponsors of these programs may apply to HHS to be recognized as minimum essential coverage)
  • State high risk pools for plan or policy years that begin on or before Dec. 31, 2014 (for later plan or policy years, sponsors of these program may apply to HHS to be recognized as minimum essential coverage)

個人事業主が申し込むオバマケア

個人事業主で従業員がいない場合、個人のHealth Insurance Marketplaceの適用となります。
小規模企業向けのSHOP Marketplaceは利用できませんので注意が必要です。

小規模企業が申し込むオバマケア

小規模企業の雇用主が従業員のために申し込む場合、手続きは上記の個人での申し込みとは異なります。小規模企業の雇用主向けに対してはSmall Health Insurance Options Program(略してSHOP)Marketplaceがあります。ここでいう小規模企業とは、2014年に関してはフルタイムとみなされる50人以下の従業員がいる企業を指します。SHOP Marketplaceの保険適用は、2014年1月1日から可能です。

2014年1月1日より雇用主が、SHOP Marketplaceから保険を購入した場合に限り、雇用主が従業員の健康保険ために負担した保険料の最高50%まで(非営利団体の場合は35%まで)をクレジット(Small Business Health Care Tax Credit)として申請できる可能性があり、かつ、クレジットでカバーされなかった部分についてはIncome Tax(所得税)から引くことができる可能性があります。支払う所得税がなくクレジットが当年において使用できない場合、クレジットは過去への繰り戻し、未来への繰り越しが可能です。非営利団体に対しては、朗報があります。それは、このクレジットがRefundableであるということです。つまり、課税所得がなくとも、ある一定額までクレジットを還付金として受け取ることが可能です。2016年からはSHOP Marketplaceは、100人未満のフルタイムとみなされる従業員がいる企業に対してまで拡大する予定です。フルタイムの定義は、週平均30時間以上働いている従業員を指します。また、大半の州において、SHOPからの保険を適用するには、少なくともフルタイムとみなされる従業員の少なくとも70%がその保険を利用する必要があります。ただし、雇用主が11月15日から12月15日の期間にSHOPの保険の適用を決めた場合、この従業員率の閾値に該当しなくても適用が可能です。SHOP Marketplaceは、各州にありますので、ご自身の州で提供しているSHOP Marketplaceを確認します。

2014年1月1日以降、企業がSmall Business Health Insurance Creditに該当するには、
1.1年で平均約5万ドル以下の収入がある25人未満のフルタイムとみなされる従業員がいる、
2.フルタイムとみなされる従業員の保険料の少なくとも50%を負担している、かつ、
3.SHOP Marketplaceを通して保険を購入している
必要があります。パートタイムは対象とはなりません。また、このクレジットは、2年間連続して利用が可能となります。

ここで疑問になるのは、すでに会社で保険を従業員に提供している場合です。この場合、そのまま継続する、または、小規模企業に該当する会社であればSHOP Marketplaceの保険へ変更も可能です。但し、既に入っている保険がSHOP Marketplaceの保険ではないため、Small Business Health Insurance Creditの非該当になる可能性がありますので、保険屋さんへ相談されることをお勧めします。

小規模企業の雇用主は、2014年中においていつでもSHOP Marketplaceの保険への申し込みが可能です。
ちなみに、Tax Year2010年から2013年においては、Small Business Health Insurance Creditは小規模企業は最高35%、非営利団体は最高25%のクレジット率でした。

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